繰上返済すると住宅ローン控除はどうなるの?

住宅ローン繰り上げ返済

繰上返済したら住宅ローン控除はどうなるの?

住宅ローン控除は、借り入れ残高に応じた一定割合の税金が戻ってくる制度です。

年末に還付される控除分で随分助かっている人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、繰上返済をする際に気をつけなければいけないのが、
この住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)です。

 


◆繰上返済とローン控除を受ける、どっちが得?

 

繰上返済を行うと住宅ローンの残高が減りますので、還付金も少なくなります。

その為、繰上返済を行う方が得なのか
ローン控除を受けた方が得なのか迷ってしまうわけです。

 

一般的には、ローン控除額よりも
繰上返済による利息の軽減効果の方が大きい
と言われています。

ですから、余裕がある場合には繰上返済を行う方が良いでしょう。

 

ただし、住宅ローン控除は年末のローン残高で計算されるので、
もし年末に繰上返済を検討している場合には、年明けに行うようにしましょう。

 


◆繰上返済で住宅ローン控除が受けられなくなる?

 

住宅ローン控除は、「10年以上」の住宅ローンを組んでいる場合が対象となります。

その為、期間短縮型の繰上返済を行うことで
通算のローン期間が10年未満になってしまった場合、
住宅ローン控除が適用されなくなってしまいます。

 

ここで注意したいのが、「10年以上」の考え方です。

 

10年というのは、借り入れた時点から完済までの期間をさします。

つまり、繰上返済を行うことによってローン返済期間が短縮されても、
『支払い済み期間』 + 『繰上返済後のローン期間』が10年以上であれば、
住宅ローン控除が適用されます。


例@ 適用がなくなるパターン

15年のローンを契約し、3年経過。

まとめて繰上返済を行い、ローン返済期間が残り12年 ⇒ 6年に短縮。

  ・ローン支払い済み期間:3年
  ・残りの返済期間:6年

  

   3年 + 6年 = 9年 となり、住宅ローン控除の適用されなくなる


例A 適用が続くパターン

15年のローンを契約し、3年経過。

まとめて繰上返済を行い、ローン返済期間が残り12年 ⇒ 8年に短縮。

  ・ローン支払い済み期間:3年
  ・残りの返済期間:8年

 

   3年 + 8年 = 11年 となり、住宅ローン控除は引き続き適用